長崎市にある八坂神社に行ってきました!
長崎ではおなじみの路面電車、正覚寺駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
坂の町である長崎市ですが、こちらは約70段の階段を登った先に御本殿が鎮座されています。住宅街の一角にあるのですが凛とした存在感でした。
今の時期はちょうど七五三で、可愛らしい着物を着た子供たちが参拝していてほっこりしました~♪
全国に約3000社ある八坂神社ですが、京都の祇園にある八坂神社が総本山です。京都八坂神社のご紹介はこちら▽
八坂神社の由来
樹齢数百年の老木がこの地にあり、いつしかこの木の元に小石祠を設けて天王社と呼ばれていたのが起源とされています。その後長崎奉行の許しによって、京都祇園社の御神霊を合祀し明治維新の神仏分離に伴って八坂神社の名になりました。
昭和3年には周辺に広がった大火事によって正殿・拝殿が致命的ダメージを受けましたが、地元の町々や人々からの寄付によって再建され、再び火事に見舞われない様、山を切り開いて石を積み上げ、今の境内の元が築かれました。
拝殿横の勇ましい狛犬
【御祭神】
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
奇稲柁姫命(くしなだひめのみこと)
八幡大神(やはたのおおかみ)
大山作大神(おおやまぐいのおおかみ)
厄除けや縁結び、健康祈願、商売繁盛の御神徳があります。
筆供養
拝殿脇には筆供養の碑があり、ペンが一本置いてありました。現代ではあまり筆を使う機会がないので、普通のボールペンでも良いのでしょうか?!
櫻姫美人稲荷(さくらひめびじんいなり)
八坂神社の境内には、なんとも美しい名前の稲荷社がありました。
櫻姫美人稲荷の名前の由来
昔この辺りに住んでいた老夫婦が、参拝中に出産で苦しんでいる狐を見つけ、あまりにも苦しそうだったので家へ連れて帰り看病しました。無事に出産した狐をこの境内に戻すと、その晩ご夫婦の夢枕に美しいお姫様が現れてお礼をされた、というお話に由来します。
稲荷社は衣・食・住や商売繁盛の神様として有名ですが、こちらの櫻姫美人稲荷社ではその名の通り女の子の初宮詣や女性の参拝客が多いそうです。
昔は櫛や化粧品などの新しい装飾品を身に着ける際に、まずこのお稲荷様に感謝のお参りをしてから身に着けていたようです。身も心も美しくなるような稲荷社ですね♪
長崎くんち
長崎では毎年10月7日~10日までの3日間、長崎市の諏訪神社の祭礼である長崎くんちというお祭りが開催されるのですが、この八坂神社では中日である8日に奉納踊りが披露されます。
階段下の地面には、長崎くんちでの演舞の跡が残っていました。長崎くんちでは総重量3トンにも及ぶ出し物の船が出るので、おくんち後はこのように地面に傷が残ることがよくあるんですよ💡
長崎っ子として来年のおくんちも楽しみ過ぎて仕方ないです!(笑)
八坂神社の御朱印
■八坂神社
長崎県長崎市鍛冶屋町8番53号
最後まで読んでいただきありがとうございました✨